【Python入門8】エラーのハンドリングと例外処理
エラーとは?
Pythonプログラミングを行う上で、エラーとは、プログラムが予期しない動作をしたときに発生するエラーメッセージを指します。プログラムを実行した際に、エラーが発生した場合は、プログラムが正常に動作しなくなる可能性があります。そのため、エラーをハンドリングすることが重要となります。
例外処理とは?
例外処理とは、プログラムの実行中に発生したエラーを検出し、適切な処理を行う仕組みのことを指します。例外処理を行うことにより、プログラムが正常に動作するようになります。例外処理を行うためには、Pythonの例外処理構文を使用します。
Pythonの例外処理構文
Pythonの例外処理構文は、次のように記述します。
try:
# 実行するプログラム
except 例外の種類:
# 例外が発生した場合の処理
tryブロック内でエラーが発生した場合、except節で例外を指定し、例外が発生した場合の処理を記述します。また、except節で例外を指定しない場合、すべての例外を捕捉します。
例外処理の例
次のコードは、辞書型の変数dicにキー「foo」の値を取得しています。しかし、dicにキー「foo」が存在しないため、KeyError例外が発生します。そのため、KeyError例外を捕捉し、例外が発生した場合の処理を記述しています。
dic = {'bar': 'baz'}
try:
value = dic['foo']
except KeyError:
print('キー「foo」が存在しません')
このコードを実行すると、次のような出力が得られます。
キー「foo」が存在しません
まとめ
Pythonプログラミングを行う上で、エラーのハンドリングと例外処理が重要となります。例外処理を行うためには、Pythonの例外処理構文を使用します。例外処理を行うことにより、プログラムが正常に動作するようになります。